第27回大会の船堀でもナイトセッションを実施します

ナイトセッションのご案内

第27回日本感性工学会大会の昼間のプログラムの終了後に、「ナイトセッション」の開催いたします。

スケジュール

(1)個別セッションのご案内:【告知中】

(2)セッションへのご登壇 :【受付中・9月12日 23:59まで】

(3)セッションへのご聴講 :【受付中・9月13日 23:59まで】

第27回日本感性工学会大会時開催するナイトセッションでは、ASA((一財)感性科学協会)が主催し、以下の個別セッションを設けます。
★がついたセッションで、登壇者を広く募集しています。登壇したい方は、後述(2)の受付にしたがって、メールでお申し込みください。

このページの内容は、開催当日まで、随時、変更することがあります。

個別セッション


1:愛着・なじむ感性(愛着) 

吉田宏昭(信州大学)   9月17日(水)18:15〜 B(研修室)

・登壇者公募なし

趣旨:「長年住んでいる家に対して愛着がわく」、「長年使っているグローブが手になじむ」。時間をかけて「ひと」と「もと」とがやりとりをすると、愛着やなじみが生起。では、愛着やなじむ感性とは何なのか。このセッションで、愛着・なじむ感性について話し合い、参会者と共に追求。登壇者は公募せず。

【個別セッションの内容】

登壇者

  • 愛着・なじむ感性について:吉田宏昭(信州大学)
  • なじむ感性に関する考察・「ひと」と「もの」の「あわい」という視点:小高大輝(岐阜県生活技術研究所)
  • 住まいへの愛着について:植山生仁(積水ハウス)
  • ランドセルから考える感性価値の循環(仮):藤田宏基(カバンのフジタ)

(注)「山形新聞」から取材申請あり。


2:高専の社会実装研究と感性工学(高専)

杉野 隆三郎(阿南高専)   9月17日(水)18:15〜 C(401)

★登壇者・現在募集中(照会先:sugino@anan-nct.ac.jp

配布資料:

趣旨:第20回春季大会から始動した高専セッションを第27回大会でも開催。社会実装に強みのある高専の研究力そしてヴィヴィッドな感性を持った高専学生の研究を発表、議論することで日本の感性工学の発展に寄与したい。高専関係者の方々そして高専に興味のある企業・大学の方の発表と聴講を歓迎。

【個別セッションの内容】

  • KEYNOTE:杉野 隆三郎(阿南高専),松原 弘明(東京高専)による基調報告
  • 高専の学生と教員による研究発表(すでに全国高専から7件)。
  • ENDNOTE:全体討論

3:予告編 新しい学会のリーダーズになるために!-エンタメ工学の可能性を、みんなで考える(エンタメ)

久志 尚太郎(NEW STANDARD㊑・東京大学大学院)   9月17日(水)18:15〜 S(小ホール)

・登壇者公募なし

配布資料:

趣旨:急成長を遂げる日本のエンターテイメント産業と感性工学との融合を探り、「エンタメ工学」という新たな学術領域の可能性を考究。従来の学会の枠を超え、エンターテイメント性を取り入れた議論と体験を通じて、新しい学会の姿を参加者と共に模索。

【個別セッションの内容】

登壇者

  • 久志 尚太郎(NEW STANDARD㊑ 代表取締役/東京大学大学院工学系研究科学術専門職員)
  • 杉上 雄紀(ソニー東大藝大社会連携講座 Chief Producer)
  • 柳澤 秀吉(東京大学 教授/日本感性工学会 副会長)

ファシリテーター

  • 谷山 建作(東京大学大学院工学系研究科 特任研究員)

ディスカッション予定内容(例)

  • なぜ「新しい学会のリーダーズ」なのか?(学会の意味のイノベーション)
  • エンタメと学会の融合可能性(時価総額・事例紹介)
  • エンタメ工学の研究テーマ(再現性・バリューチェーン・ゲーミフィケーション)
  • 新しい学会の開き方(TED型の共有やバーチャル学会の可能性)
  • パネルディスカッション

4 :日本発ラグジュアリーのブランディング(感性商品)

長沢伸也(早稲田大学)     9月17日(水)18:15〜 A(桃源)

★登壇者・現在募集中(照会先:nagasawa@waseda.jp

配布資料:

趣旨:早稲田大学ビジネススクール(WBS)で開講している講義「ラグジュアリーブランディング論」および「感性産業&ブランディング論」で2022~2024年度に招聘したゲスト講師のうち、日本酒2社およびファッション関係2社のトップ4人によるゲスト講義を紹介。

“日本らしさ”や“日本らしいものづくり”を中核に据えて、“高くても売れる製品、熱烈なファンのいるブランドづくり”=ラグジュアリーブランディングの道を探り、これからの日本企業のものづくりやブランド構築に示唆。

【個別セッションの内容】

  • 基調報告 長沢伸也(早稲田大学ビジネススクール)
  • 公募講演者による研究発表
  • 全体討論

5:法人の感性➀ 会社の破綻や成功を当事者の意思・意識・予測・進化・推論の側面から説明することの雑談的検討 (破綻成功)

大谷毅(ASA)・安藤裕(開志創造大学)   9月17日(水)18:15〜 X(302)

★登壇者・現在募集中(照会先:ando.yutaka@kaishi.ac.jp

趣旨:地下にラテンクォーターというナイトクラブがあった赤坂見附のホテルニュージャパンは1982年2月8日に火災を起こし多数の犠牲者を出した。翌日、福岡発日航350便の機長は着陸進入中に操縦輪を操作したうえに、第2・第3エンジンの逆噴射装置を作動させ24名が亡くなる事故が発生した。背景には統合失調症の診断があったとされている。また、原子力発電事業を夢見て東芝に1兆円の負債を負わせ、深刻な被害を与えた。
これらの問題は経営者(もしくは責任者)個人への資質に帰せられるべきなのか、それとも法人という組織体そのものが病理を抱えていたのか?

【個別セッションの内容】

この問題を解くためのまずは文献渉猟を議論。邦訳本だけでも多数あるが、何をどの順序で漁るべきか。疑似体験に匹敵する実験も必要。なお、手許に、Paul W. Glimcherらが編集した論文集「Neuroeconomics: Decision Making and the Brain 2nd.ed.」がある。この文献の読合せ会をするべきかどうか。

 ・企画者(ナイトセッション主催者)側での多少の問題提起。参加者よるきまま勝手な放言。


6:感性に関わる計測評価の標準化(計測)

上條正義(ASA/信州大学)   9月19日(金)17:00〜 B(研修室)

・登壇者公募なし。

趣旨:感性に係る計測評価は、研究者の工夫によって行われているが、計測評価の規定がないため、恣意的に扱われている。どのように計測評価すればよいのか、どんな点の標準化を行えばよいのかなど、意見交換し、標準化の可能性を検討したい

【個別セッションの内容】

  • 17:00~17:05 開会の挨拶と概要説明
    上條正義(信州大学)
  • 17:05~17:20 感性計測四方山話 Part 2
    大倉典子(中央大学)
  • 17:20~17:35 感性計測評価の知見を繋ぐ 理学療法の視点から拓く、標準化への対話
    古川勉寛(医療創生大学)
  • 17:35~17:50 心療内科における脳波・心電図のスコア化手法と感性評価への応用
    小田 一之 (インタークロス株式会社)
  • 17:50~17:55  建築空間デザインに関連付ける感性計測のVR設計の事例
    本田司(株式会社ジオクリエイツ)
  • 17:55~18:05  建築空間デザインに関連付ける感性計測のVR・AI開発の事例
    本田司(株式会社ジオクリエイツ)、染谷朝幸(株式会社日建設計)
  • 18:05~19:00 パネルディスカッション
    パネリスト:上記講演者5名  モデレータ:上條正義

7:法人の感性➁ 東芝の破綻:Ugly/Cute「かわいい」感性があれば「みにくい」感性もある(Ugly/Cute)
柏崎尚也(ASA)   9月19日(金)17:00〜 X(302)

★登壇者・現在募集中(照会者は必ずccも含めた3か所にメールのこと)

主たるアドレス kashiwazaki-naoya@saijo.ac

ccするアドレス:ando.yutaka@kaishi.ac.jp biz88win@gmail.com

趣旨:企業の成功,破綻の過程を「法人の感性」に帰属させる試みは「法人の感性(1)」セッションで議論。このセッションでは法人の感性が経営に反映したであろう事例について話題提供。その後、法人の感性の容態,形成過程についてフリーに意見を交換。

【個別セッションの内容】

 往年の株価を見れば瞭然だが、いまをときめく日立でさえ、2009年3月期の赤字は7,800億円を計上している。中興の祖は川村隆や中西宏明であり、その歩みは東芝の「崩壊」と好一対をなす。従来から推進してきた「なぜ法人は信じ難い不祥事を起こすのか」という問いに対し、感性の視点からのディスカッションを深化させる。

登壇者

  • 「公刊された著作類からのテキストマイニングの効用小林奨(埼玉女子短大)
  • 物理経済学的視点からの発言、「減損テスト(国際会計基準)無視の動機」、「たとえばNVIDIAからみたAIセンターの投資リスクの『かくれ状態』」など、澁田・安藤・大谷および柏崎そして登壇者から話題提供。

8:口頭発表

高寺政行(ASA)   9月16日(火)・17日(水)・19日(金)17:00〜 D(303)

★登壇者・現在募集中(照会者は必ずccも含めた4箇所へメールのこと)

Toアドレス:affective@affective.info

ccアドレス:takatera@shinshu-u.ac.jp ando.yutaka@kaishi.ac.jp biz88win@gmail.com

趣旨:会員・非会員を問わず、日本感性工学会第27回大会登録者なら、だれでも登壇可能。本大会では扱いにくい、より「ラジカル」と思われる、提案的な内容を、任意のテーマでプレゼンできるセッション。プレゼン時間は30分以内、予稿は会場配布・予稿集に掲載希望の場合は事後提出、当該プレゼンの司会者は任意に選択するも可。

【現在の登壇予定者】

  • 17日(水)18:30 名詞概念と形容詞概念の感性的相違 芸術と芸術的を事例に
    巣守美羽(東京大学大学院修士課程)

個別セッションの開催日時・場所 (※予定)

番号テーマ略称登壇者募集開催日開始時間会場
1愛着9/1718:15~B(研修室)
2高専★募集9/1718:15~C(401)
3エンタメ9/1718:15~S(小ホール)
4感性商品★募集9/1718:15~A(桃源)
5破綻成功★募集9/1718:15~X(302)
6計測9/1917:00~B(研修室)
7Ugly/Cute★募集9/1917:00~X(302)
8口頭発表★募集9/16・17・1917:00~D(303)

・会場は現段階での予定です。変更がある場合は、本HPおよび会場掲示板に掲載します。

★マークのある個別セッションでは登壇を受け付けます。以下のグーグルフォームからお申込みください。大会登録者であれば、会員・非会員を問いません。発表内容につきましては、下記の、ナイトセッションの趣旨を参考にされますようお願いいたします。

登壇お申込み

★印がついたセッションでは、登壇者を募集いたします。登壇ご希望の方は、下記をご記入の上、メールでお申込みください。★印が無いセッションは、企画者が登壇者を設定しておりますので、ここでは、登壇募集をいたしません。 ご登壇の申込締切日:9月12日(金) 23:59までです。

ご登壇を希望する方は、

  • お名前、②ご所属、③発表希望のセッション名、③発表タイトル、④概要(200文字程度)、
  • ⑤発表希望時間(標準は30分以内)、⑥事前予稿提出の有無、⑦備考

お書き添えの上、各★付の個別セッション照会先までメールをしてください。

予稿原稿について

全個別セッションにおいて、登壇者は、予稿(含資料類)をナイトセッションのホームページに掲示できます。予稿集は、9月12日までに、メール添付でお送りください。

予稿原稿体裁

  • サイズ:A4(様式は本大会予稿に準拠)
  • ページ数:10ページ程度 ※多くなる場合には、ご相談ください。
  • ファイル形式:pdf、10MB未満

※なお、上記予稿原稿とは別に、講演予稿集を催事終了後にJ-Stageに掲載予定です。登壇者に催事後に改めて、照会します。原稿提出締め切りは催事終了5か月後を予定しています。

聴講参加につきまして、以下のGoogle-Formからお申込みください。会員・非会員を問わず、第27回大会の参加登録を必ずしも要しません。

【参加URL】

https://forms.gle/VYMke5egZzZUZVcx8

ナイトセッションはASAが主催し、正規のプログラムの枠外で実施します。 よって、正規のプログラムでは扱いにくい内容(以下に例示)を中心に据えます。
たとえば、以下のようなテーマを扱います。

  1. 粗ごなしの議論
  2. 試論的なテーマ
  3. いささか乱暴な革新的なテーマ
  4. プレゼンや議論に比較的長時間を要するテーマ
  5. 正規のプログラムの期限に間に合わなかった方のテーマ
  6. ASAとしてとくに設定したテーマ

6.については3個の個別セッション、すなわち➀法人の感性、➁感性計測の標準化、③任意のプレゼンをテーマとする個別セッションを予定しています。

ナイトセッションはASAが主催し、運営チームにより推進します。照会事項があれば、メールにて以下にお問い合わせください。(安藤・大谷)

To:affective@affective.info

cc:ando.yutaka@kaishi.ac.jp  biz88win@gmail.com

過去のナイトセッション